システムダイナミクスで経済分析

システムダイナミクスで経済と企業を分析し投資でサラリーマンから自由人への脱却を目指す日々を綴る

日産無資格検査問題について

完成車の検査を資格がない従業員が行い日産がリコールを行った問題に関して、あくまでも個人的な意見としてだが、一体何がそれほど問題だったのだろうかと疑問に思っている。

 

確かに国交省の定める型式指定規則に違反している事は問題だとは思うが、検査自体は実施しているわけで問題は資格を持っている従業員が行わなかったその一点だけではないだろうか?

 

そしてこのことは本当に問題なのだろうか?
タカタのエアバック問題を例に考えると資格を持った従業員が型式指定に則った検査を行っていても問題は発生しているわけで、資格の有無はそれほど問題ではないと考える。また今時の工場はシステム化されており、品質管理も自動化されている為資格の有無が品質に大きな影響を与えるとは考えにくいと考える。

 

上記理由により今回の日産のリコールは現実的には何が問題だったのだろうか?
お上が定めた型式指定というある意味利権構造が見え隠れするルールに違反したことが問題なのだろうか?

個人的には今回一般的に問題とされている事は少し論点がずれている気がする。仮に検査問題を論点にするのであれば無資格がどうのこうのではなく、国交省が定めた型式指定が本当に機能しているのか?必要なのか?についてリコールが多発している昨今、考え直す方が有益ではないだろうか。

 

今回の問題を受けて日産の株価は下がったが直ぐに持ち直すと判断して、1087円で株を購入。