システムダイナミクスで経済分析

システムダイナミクスで経済と企業を分析し投資でサラリーマンから自由人への脱却を目指す日々を綴る

通勤時間の無駄

通勤時間の無駄をなくせば日本の生産性は劇的に改善するという記事を読んで

www.newsweekjapan.jp

確かにその通りだと思う。私も通勤に往復2時間以上かかっているが本当に無駄だと思う。但し、通勤時間が長くなるのはビジネス中心に考えた場合、仕方がない部分も多いと感じている。

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企業は集中していた方がビジネス上の利便性は高い。その為都心部に集中しているのではないかと思う。都心部に企業が集中すると、オフィスビルが増える一方居住スペースは減っていく。そうなると、郊外に住む人が増え結果的に通勤時間が長くなる。

通勤時間が長くなると、疲労が多くなり、疲労が増えると生産性が落ちて労働時間が長くなる。その結果また疲労が増え、生産性が落ちるというスパイラルにも陥る可能性がある。

上記構造を打開するための方法の一つとしては都心に企業が集中してもビジネス上の利便性が向上しない仕組み、もしくは都心に集中せずに企業が郊外に移っても良いと感じるだけのメリットを与えることが出来れば改善する可能性があるのではないかと思う。

 

一つの方法としてはもう既に実施されており、使い古された案かもしれないが、郊外に税制優遇措置を設けた特区を多数作るという事も有効なのではないだろうか。