教育無償化に関して
自民党が進めている「教育無償化」特に大学の無償化に関して
この政策は、恐らく非労働者の割合を減らし税収の改善を図る事も狙いの一つに含まれているのではないかと思われる。
理由としては、高卒よりも大卒の方が非労働者になる割合が格段に低いからである。だから大卒の割合を増やすために大学の無償化を視野に入れていると思われる。
但し、本当に狙い通りに行くのだろうか?
私は難しいのではないかと考えている。現状大卒が非労働者になる場合もある。何故非労働者になるのかというよりも、何故非労働者になれるのかを考えると、それは親の援助が大きい要因の一つだと思う。
今回の大学無償化により、この大学生を持つ親の負担が軽減される。それはつまり、非労働者を支援するための余裕を与える事にも繋がる。
これにより、大卒から非労働者になる割合が今以上に増えるのではないかと思われる。この割合により、この政策が成功するか失敗するかは分かれるのではないかと思う。
この件に関してはもう一つ疑問を呈したい。
何故、今の大学の支援制度ではいけないのだろうか?本当に勉強したい人は奨学金を借りて大学に行く。つまり借金を背負って、ある意味覚悟を背負って大学に行く。
この覚悟を作る下地を今回の大学無償化は壊してしまう事に繋がるのではないだろうか?
この件に関しては、大学側から見た場合の問題点も多々あると考えている。今後また本件に関して綴っていきたいと考えている。